湯河原ゆかりの文豪にちなんだお料理で、冬を感じていただけるお献立をご用意してます。
【食前酒】
1900(明治33)年2月6日、正岡子規(東京・根岸)のもとに、親友・夏目漱石(熊本で英語教師)から大きな金柑が届いた…。
金柑&ウォッカ・ジンジャーエールで作った山翠楼オリジナルカクテル「KINKAN MEMORIES」
【先 付】
秘伝の特製ダレでいただく山翠楼名物「自家製引き上げ湯葉」
~カブおろし&なめ茸添え~
【前 菜】
<湯河原&近郊の記念館・話題施設・景色・寺・エンターテインメント・歴史・自然などをテーマにした全7品>
湯河原駅前“土肥実平夫婦像”では右に夫が立ち、左に妻が座っている…「焼き豆腐&厚揚げの夫婦炊き」
4000本に及ぶ紅白の梅が“梅のじゅうたん”を作り上げる “湯河原梅林”…「豚しゃぶ肉&キャベツ・ワカメの梅肉和え」
8000本のヤブツバキによる椿並木で有名な箱根と湯河原を結ぶ“椿ライン”…「赤カブ&じゃこの椿手毬寿司」
星ヶ山公園の“友逢の鐘”の由来は“恋人たちが愛を誓いあう”…相模湾産アジで作った「愛はなめろう」
推定樹齢900年を誇るビャクシンの名木がそびえ立つ“城願寺”…「スモークホタテ&チーズ・うずら卵の長寿ピンチョス」
現代アートの私設美術館「空中散歩館」ではアールグレイが振る舞われる…「鯛のマリネ〜アールグレイの香り〜」
湯河原海岸に面する湯河原海浜公園では冬が旬の“メジナ”が釣れる…「相模湾産メジナ&生姜・長ネギの煮凝り」
【先 椀】
熱々!北海道産ホッケの真丈~大根の鬼おろし仕立て~
【お造り】
<すべて地場産! 相模湾&駿河湾産の刺身5種盛り>
相模湾産カマスの炙り~柚子ポン酢ジュレで~
駿河湾産目鯛~自家製煎り酒で~
相模湾産ホウボウ~料理長特製土佐醤油で~
駿河湾産本エビ~そのままで(レモン味)~
駿河湾沖クロマグロ~料理長特製土佐醤油で~
【鍋】
「西のフグ、東のアンコウ」「霜月あんこう絵に描いても舐めろ」「魚偏に安いと書くは春のこと」
冬の味覚の風物詩「駿河湾産アンコウ鍋」~鶏ガラ旨塩仕立て~
<アンコウ・アン肝・白菜・ニンジン・長ネギ・水菜・焼き豆腐>
~味変(味を変える)調味料の「柚子胡椒」はお好みで~
【強 肴】
2022年NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」にも登場した湯河原町の歴史ヒーロー
“土肥実平(どひさねひら)”伝説ステーキ御膳
3種ソースでいただく「牛肉サーロインステーキ」
「スモークサーモン入りポテトサラダ」
「タコ&トマトのお口直しスープ」
【ごはん・留椀・香の物&ごはんのお供】
北海道ブランド米「ゆめぴりか」釜炊きごはん
京都の赤味噌で作った揚げ湯葉&聖護院カブ入り味噌汁
西麓産カリフラワーの辛子漬け 西麓産こけし大根の浅漬け 北海道産ヤーコンの味噌漬け
北海道産ハタハタの南蛮漬け 登別・藤崎わさび園の「わさび昆布」
【デザート&日本茶】
<湯河原ゆかりの文豪・作家たちをモチーフにした甘味スイーツ&日本の銘茶めぐり>」
無頼派作家・坂口安吾は、群馬県桐生市に住んでいた頃、よく団子を食べていたという…「ぜんざい団子」
娘が蜜柑を放り投げる場面が印象的な芥川龍之介の名短編『蜜柑』…「湯河原みかん&湯葉のショートケーキ」
“食魔”と呼ばれた谷崎潤一郎の小説にはアイスクリームと苺がよく出てくる…「苺のアイスクリーム」
昭和の作家・獅子文六作『コーヒーと恋愛』を読むとコーヒーが愛おしくなってくる…「レトロな喫茶店風コーヒーゼリー」
お茶好きの文豪・作家たちも、このお茶を飲んだのだろうか…埼玉県の「狭山茶」
2022年12月
山翠楼 SANSUIROU 総料理長 主藤誠一